ここがポイント!糖尿病のある患者の血圧管理
糖尿病のある患者において、高血圧は合併率が高い疾患です。両者はそれぞれが大血管障害や細小血管障害などのリスクファクターですが、合併することでそのリスクはさらに上昇します。そのため糖尿病のある患者では、血圧を適正な値に管理することが重要です。しかし、血糖に加え、血圧も管理することは患者にとっても医療者にとっても簡単ではありません。そこで今回は、糖尿病のある患者における血圧管理について、「減塩」および利尿薬投与に焦点を当て、減塩指導に関する調査や、減塩食と利尿薬を用いた介入試験のエビデンスをまじえ解説します。