製品Q&A ミカムロ 肝機能低下患者に投与することはできますか?

サイトへ公開: 2020年10月09日 (金)

Q:

肝機能低下患者に投与することはできますか?

A:

胆汁の分泌が極めて悪い患者又は重篤な肝障害のある患者は禁忌に設定されています。

また、肝障害のある患者に対する使用は慎重投与として注意喚起しております。さらに、用法・用量に関連する使用上の注意には、肝障害のある患者に投与する場合、テルミサルタン/アムロジピンとして40mg/5mgを超えて投与しないことが記載されております。

<添付文書薬物動態の項目記載事項>

4.肝障害患者への投与
テルミサルタンとして、以下の報告がある。
外国人肝障害患者男子12例(Child-Pugh分類A(軽症):8例、B(中等症):4例)にテルミサルタン20mg及び120mg注)を経口投与したとき、健康成人に比較しCmaxは4.5倍及び3倍高く、AUCは2.5倍及び2.7倍高かった。*

注) 肝障害のある患者に投与する場合の最大投与量は1日40mgである。
*Schöndorfer G et al:社内資料 肝機能障害患者での薬物動態試験
アムロジピンベシル酸塩として、以下の報告がある。
肝硬変患者(Child分類A,B)5例にアムロジピンとして2.5mgを単回投与した場合、健康成人に比べ、投与72時間後の血中濃度が有意に上昇し、t1/2、AUCはやや高値を示したが有意差は認められなかった。

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