製品Q&A ミカルディス 腎機能低下患者に投与することはできますか?
Q:
腎機能低下患者に投与することはできますか?
A:
電子添文において、重篤な腎障害のある患者(血清クレアチニン値3.0㎎/dL以上)、および両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者は慎重投与に設定されています。
また、電子添文の重要な基本的注意の項目には、「両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者」、「eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用」には治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること、また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意することが記載されております。
その他、腎機能障害のある患者における併用注意の薬剤として、カリウム保持性利尿剤、非ステロイド性抗炎症薬、アリスキレンフマル酸塩などが記載されております。
詳細は電子添文をご確認ください。
なお、正常腎機能の高血圧患者と、腎機能障害を伴う高血圧患者のCmax及びAUCを比較した試験において、両群に差は認められませんでした。*
*荻原俊男ほか:薬理と治療 30(Suppl.1):S183,2002
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