ミカトリオ®配合錠とテルミサルタンファミリーで降圧目標の長期間維持を

サイトへ公開: 2021年11月19日 (金)

~テルミサルタン製剤の有用性と、ミカトリオ®配合錠の保険適用に係る留意事項改正のお知らせ~

長期にわたって降圧目標血圧値を維持していく上でのテルミサルタン製剤の有用性と、 
ミカトリオ®配合錠の保険適用に係る留意事項が改正されたことについてご紹介します。

画像1~テルミサルタン製剤の有用性と、ミカトリオ®配合錠の保険適用に係る留意事項改正のお知らせ~02

高血圧の診断基準は、JSH2019において、診察室血圧140/90mmHg以上、家庭血圧135/85mmHg以上とされています。また、降圧目標については、130/80mmHg未満への厳格な治療が、有害事象を増加させることなく、脳心血管イベントリスクを低下させたことがシステマティックレビューで示されたことを受け、脳心血管イベントの抑制のための高血圧の治療目標として130/80mmHg未満が推奨され、個別症例においては副作用の出現など忍容性に注意するとされました。 
家庭血圧の降圧目標は、収縮期、拡張期とも診察室血圧よりも5mmHgずつ低い値が目安とされています。

~テルミサルタン製剤の有用性と、ミカトリオ®配合錠の保険適用に係る留意事項改正のお知らせ~03

目標とする降圧を得るには、多くの場合、降圧薬による治療が必要です。第一選択薬は、予後改善のエビデンスから、利尿薬、Ca拮抗薬、ACE阻害薬、ARBであり、投与の際は、これらの点を考慮することとされています。

~テルミサルタン製剤の有用性と、ミカトリオ®配合錠の保険適用に係る留意事項改正のお知らせ~04

テルミサルタン(ミカルディス®)は1日1回投与のARBであり、Ca拮抗薬あるいは利尿薬との合剤はARB中用量と高用量のものが揃っているほか、ARB+Ca拮抗薬+利尿薬の3剤合剤であるミカトリオ®配合錠も擁するラインナップとなっています。そのため、長期間にわたって1錠で血圧を管理することが可能です。

~テルミサルタン製剤の有用性と、ミカトリオ®配合錠の保険適用に係る留意事項改正のお知らせ~05

ミカトリオ®配合錠では、市販後の安全性が特定使用成績調査により報告されています。安全性解析対象672例中、副作用を発現した患者の割合は4.8%(32例、37件)であり、主なものは、低血圧1.0%(7例)、血圧低下0.9%(6例)、腎機能障害0.4%(3例)でした。

~テルミサルタン製剤の有用性と、ミカトリオ®配合錠の保険適用に係る留意事項改正のお知らせ~06

2021年9月6日に、「ミカトリオ®配合錠の保険適用に係る留意事項」が、改正されました。今回の変更点は、これまで同一用法用量で「8週間以上」継続して併用が求められていた点が、「一定の期間」と改められたこと、また、診療報酬明細書の概要欄に求められていた「併用療法における血圧コントロールの状況」が記載不要となったことの2点となります。詳しくは、各地域の診療報酬支払基金にご確認ください。 
先生方のご診療に、ミカトリオ®配合錠を是非お役立ていただけますと幸いです。

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