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安全にご使用いただくために
プラザキサ 適正使用のポイント 第5版
本冊子では、プラザキサをより安全にご使用いただくためにより実臨床の場に即した観点から、適正使用のポイントを「投与開始前」「投与開始後」「患者さんへの服薬指導」の3点にまとめてご紹介します。
プラザキサ(ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩)は、経口投与可能な非ペプチド性の直接トロンビン阻害剤で、血液凝固系において中心的な役割を担うトロンビンの酵素活性を直接かつ選択的に阻害することで、抗凝固作用を発揮します。
本剤は、2011年3月に「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制」を効能又は効果として発売されました。市販直後調査期間中(2011年3月14日~9月13日)に収集された副作用について、改めて分析・評価を行った結果、本剤との因果関係が否定できない重篤な出血例が139例集積されました。
本剤のご処方に際しては、プラザキサの特性をよくご理解いただき、禁忌、相互作用および減量を考慮すべき患者さんについてご配慮のうえ、適正かつ安全にご処方いただきますようお願い申し上げます