Essential for Health Care Providers 第7回

グラフィック解説 COPD患者のセルフマネジメント教育の重要性とその実践　第1回

近年、COPD患者さんを対象としたセルフマネジメント教育の重要性が認識されています。本シリーズでは、実臨床においてセルフマネジメント教育を効果的に実践するための方法について考えます。第１回の今回は、身体活動性の向上におけるセルフマネジメント教育の重要性と実践ポイントについてご紹介します。ぜひご視聴ください。

【まとめ】

• COPD患者さんにおける身体活動性の低下は生命予後に悪影響を及ぼすことが報告されている
• 身体活動性の向上においては、セルフマネジメント教育による介入の重要性が示唆されている
• セルフマネジメント行動変容プログラム（SMBM）による行動変容には、COPD患者さんの変化ステージ（stage of change）、動機づけ（motivation）、自信（confidence）といった要素が重要である
• 変化ステージとは行動変容に対する準備状態を表すもので、「前熟考期」「熟考期」「準備期」「実行期」「維持期」の5つに分けられる
• ステージに応じた指導により動機づけや自信を強化させることが、患者さんの行動変容、すなわち身体活動性の向上につながると考えられる